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松本山雅8強ならず…激動の1年は大敗で幕

[ 2011年12月18日 06:00 ]

<横浜・松本山雅>「3」の横断幕を背にプレーする両イレブン
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天皇杯4回戦 松本山雅0-4横浜

(12月17日 富山)
 松本山雅の挑戦が終わった。JFL勢で唯一4回戦に残ったが、0―4で大敗。J1の厚い壁にはね返され、加藤監督は「来季に向けた課題がはっきり見えた」と悔しさを押し殺して話した。

 前半28分にこぼれ球を決められて横浜に先制された。粘り強い守備からカウンターなどで攻撃を仕掛けたものの、決定機はほとんどなかった。前後半でシュートは計3本。後半の連続失点で守りも力尽きた。

 激動の1年だった。6月に成績不振で監督が交代し、8月には今季加入した松田さんが練習中に倒れて帰らぬ人となった。悲しみを乗り越え、目標だったJ2の切符をつかみ取った。FW木島良は「どこか心の中で引っ掛かるものがあった。苦しい1年だった」と吐露した。

 今大会は横浜FC、新潟と格上の相手を倒して16強入りした。J2昇格決定後初の試合には、本拠地の松本から約5000人のサポーターが詰めかけた。FW木島徹は「マツさん(松田さん)がいないのが一番悔しい」とうつむいた。準々決勝進出を阻んだのは、松田さんが昨季まで所属した横浜。選手、サポーターにとって特別なシーズンが幕を下ろした。

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