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サントスが決勝へ!柏 酒井ゴールも及ばず

[ 2011年12月14日 20:16 ]

試合後に握手して健闘をたたえ合う(左から)、柏・沢、酒井、サントス・ネイマール

 サッカーのクラブ世界一を決めるトヨタ・クラブワールドカップ(W杯)は14日、愛知・豊田スタジアムで行われ、準決勝で開催国代表のJ1王者柏と南米代表の名門サントス(ブラジル)が対戦し、1-3で敗れた。

 柏はMFレアンドロら準々決勝と同じメンバーが先発した。

 前半19分、サントスは“ペレ2世”として注目が集まるブラジル代表FWネイマールが切り替えしでDFをかわし、左足で強烈なミドルシュート決めた。「勝利が最も大事。貢献できて素直にうれしい。いつも通り楽しくプレーできた」と胸を張った。

 さらに前半24分にはFW ボルジェスが強烈なシュートを放ち追加点を決めた。近藤は「Jリーグでああいうシュートを決める人はいない。あと50センチ寄せないといけなかった」と悔やんだ。柏も反撃を狙うが、サントスが2-0のリードで前半を終えた。

 反撃したい柏は後半開始からベテランのFW北嶋をFW工藤に代えて投入した。その効果が表れたのは後半9分、柏はDFの酒井が左CKに頭で合わせて1点を返した。

 しかし、次の1点を奪ったのはサントス。後半18分、ゴール前で得たFKをDFダニーロが右足で決めた。柏がつくった壁の右サイドを抜き、弧を描いてゴール右隅に放り込む芸術的ゴール。3-1とリードを2点に広げた。その後、柏も何度もゴールのチャンスを作るが得点できず1-3で敗れた。だが、この大舞台で、力は十分に出し切った。「このクラスが、僕らの目指すべき道だと感じた」と北嶋は語った。

 サントスは18日の決勝(横浜国際総合競技場)で、欧州代表のバルセロナ(スペイン)とアジア代表のアルサド(カタール)の勝者と対戦。柏は同じく15日に3位決定戦を行う。

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