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松本山雅 悲願のJ2昇格!松田さん月命日に決めた

J2昇格だ!サポーターとともに喜びを爆発させる山雅イレブン。中央には松田さんのユニホームが置かれる

JFL前期第2節 松本山雅2-0ホンダロック
(12月4日)
 Jリーグ準加盟の松本山雅は敵地でホンダロックを2―0で破って3位を守り、J2参入の成績面の条件である4位以内が確定した。J2入会審査で松本山雅は成績面以外の条件を既にクリアしており、12日のJリーグ臨時理事会で正式承認される見通しだ。8月にチームの主軸だった元日本代表DF松田直樹さん(享年34)が急死する悲劇を乗り越えて悲願を達成した。また首位のSAGAWA・SHIGAは2年ぶり3度目の優勝を決めた。

 誰もがこの瞬間を待っていた。JFL2年目でつかんだJ2昇格。加藤監督は「この1年いろいろなことがあったが、選手が最後までよく戦ってくれた。応援してくれた全ての人に感謝の気持ちでいっぱい」と感無量の面持ちだ。選手も泣いた。多くのサポーターも涙を流していた。

 J2参入の条件である4位以内を確定させるにはホンダロックに勝った上で、長崎か町田の敗戦が必要だった。後半24分にDF飯田が2点目を決めた後、ベンチからピッチ上の選手に、長崎が3点差で負けていることが伝えられた。飯田は「このまま勝てば上がれると思った」。リードを守り抜いて勝利を手にした。

 激動のシーズンだった。優勝候補筆頭に挙げられながら開幕戦で黒星。出遅れを取り戻せないまま、6月には吉沢監督が解任され、加藤GMが監督に就任。そして8月、DF松田さんが急性心筋梗塞で急死した。8月2日の練習中に倒れ、4日にこの世を去った。大黒柱を失ったチームは迷走し残り5戦で6位と低迷。昇格は絶望的と思われた。しかし、そこから執念の5連勝と粘った。

 くしくも、この日は松田さんの月命日。試合が終わると、大月球団社長はすぐに松田さんの母・正恵さんに電話で報告した。「心からおめでとうございます。直樹の月命日に決まったことは、やはり何か運命を感じる」と、祝福されたという。

 スタンドには「マツと、ともに」と書かれた横断幕が掲げられ、勝利が決まるとサポーターは松田さんの応援歌を大合唱。須藤主将は「マツさんの分も、マツさんのためにも、という思いはみんなが持っていた」。入団時に「山雅を全国にしたい」と宣言しJ2昇格を目指した松田さんの魂とともに戦い、悲願を達成した。天国の松田さんもきっと喜んでいるに違いない。

 ▽J2参入の条件 法人化されていること、ホームタウンの支援を取り付けていること、JFLや地域リーグなどで活動実績があること、Jリーグの規格(1万人以上収容の座席など)を満たすホームスタジアムを確保できることなどの条件を満たせばJリーグに準加盟できる。その上でJFLで4位以内に入り、Jリーグの審査をクリアすればJ2入会資格を得る。

 ◇松本山雅FC 長野県松本市を本拠地に活動するサッカークラブ。96年に創設した山雅サッカークラブが前身で、05年から現名称に。10年にJリーグの準加盟の認可を受けた。昨年はJFLで7位。天皇杯は08年に4回戦まで進出。

[ 2011年12月5日 06:00 ]

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