３週間ぶり復帰の長友　１位確定も「満足している選手は一人もいない」

欧州ＣＬ１次リーグＢ組 インテル・ミラノ１―１トラブゾンスポル

（11月22日）
　耳が痛くなるようなブーイングを浴びた敵地で、インテル・ミラノは何とか引き分けた。勝ち点１をもぎ取ってＢ組１位を確定させ、長友は「アウェーは簡単ではない。勝ち点を積み上げることが大事だった」と安堵の表情を浮かべた。

　右ふくらはぎの負傷から約３週間ぶりに復帰した長友は右サイドを精力的に上下動した。こぼれ球に鋭く反応し、相手パスを何度もカット。前半１８分にはオーバーラップで相手を引き付け、アルバレスの先制点を引き出す役割も果たした。ラニエリ監督は「とてもいい働きをしてくれた」とたたえた。

　決勝トーナメントを見据え、長友は「僕らの勝負はこれから。これで満足している選手は一人もいない」と言った。厳しさを増す大会で勝ち上がるにはレベルアップが必要なことを自覚している口ぶりだった。（共同）