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売り上げ160%UP!川澄のひと言でついに工場増設

[ 2011年11月22日 11:47 ]

フジバンビ本社で行われたセレモニーでくす玉を割る川澄(右)ら

 川澄PRで工場増設だ。なでしこリーグで無敗優勝を果たしたINAC神戸は21日、熊本県内にあるスポンサー企業などを訪問。FW川澄奈穂美(26)がW杯直後の試合で、「黒糖ドーナツ棒をご存じですか?」と試合後のマイクパフォーマンスで大々的に告知したことで売り上げが急増した「フジバンビ」は工場と配送センターの新設を決定。“冬の時代”を支えた同社が想像以上の恩返しを受けた。

 川澄効果が止まらない。来季からユニホームの胸スポンサーとしてこれまでの10倍に当たる3年1億円の再契約を交わしたばかりのフジバンビが今度は工場を増設することになった。この日、優勝報告とお礼を兼ねてINAC神戸の選手、スタッフが訪問したフジバンビ本社で同社の吉田高成社長(66)がうれしそうに明かした。

 「川澄さんのひと言で7、8月はお客様をお待たせしてしまいました。供給する責任があるので、工場と配送センターを作ることになりました」

 着工時期など詳細は未定ながら、工場の併設されている本社の前に配送センター、隣接地に工場を新設することで計画中という。発端はW杯直後の試合で、川澄が「黒糖ドーナツ棒をご存じですか?おいしいのでぜひ買ってください」と同社の看板商品を熱烈PRしたことだ。直後から売り上げが急増。11月10日に放送されたテレビショッピングでも6000個用意した4000円の黒糖ドーナツ棒が20分で売り切れたほど今でも人気は衰えず、前年比160%の売り上げを記録している。

 「すべてINACのおかげです」。吉田社長の感謝の念は尽きないが、同社は2年前から支援を続けてきた。“冬の時代”を支えてくれた同社への感謝の思いが込められたマイクパフォーマンスから発展した工場増設。それが川澄流の恩返しとなった。

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