×

ハーフナー“終戦”一転!レッドに救われた!?

[ 2011年11月20日 06:00 ]

<磐田・甲府>磐田に敗れガックリと肩を落とすハーフナー

J1第32節 甲府1-2磐田

(11月19日 ヤマハ)
 甲府の日本代表FWハーフナー・マイク(24)がレッドカードに救われた?磐田戦では後半34分のGKとの1対1でシュートが正面をつくなどノーゴール。チームは1―2で敗れて、残留争いを繰り広げる15位・浦和との勝ち点差は3に広がった。ハーフナーは2度の警告を受けて退場するなど踏んだり蹴ったりだったが、この退場により終戦を免れた。

 前半37分に1度目の警告を受けた。自陣深くで磐田の駒野と交錯したプレーが反スポーツ的行為とみなされた。今季通算8回目の警告となり、この時点で残り2試合の出場停止となった。「これでシーズンが終わった」と覚悟した。だが、後半ロスタイムのラフプレーで再び警告を受けたことで状況は一変。規定通りなら退場による1試合の出場停止にとどまり、12月3日の大宮とのリーグ最終戦に出場できる見通しとなった。

 残留争いは最終節までもつれる可能性があるだけに、エースが1試合だけでも出場できるのはチームにとって大きい。この日は名古屋のケネディが得点ランク単独首位に立ったが、ハーフナーには逆転チャンスも残った。痛恨の1敗を喫しながらも「チームのためにやれることをやる」と前を向いた。

  ◇Jリーグ大会ルール
 <警告累積>
 ▼警告累積による出場停止
 (1)警告累積が大会規定数(J1リーグは4回)に達した場合は、当該大会の直近の1試合が出場停止
 (2)警告累積による出場停止を繰り返した場合は2試合出場停止
 ▼一つの試合で複数の処分を受けた場合
 (1)1試合に2回の警告を受けた場合、この警告は累積には算入されない
 (2)1試合で警告を受けた後にさらに退場(1試合警告2回による退場は含まず)処分を受けた場合は、この警告は累積に算入される

続きを表示

2011年11月20日のニュース