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サポーター「新調したユニホーム没収」 子ども連れで観戦ツアー参加も

[ 2011年11月15日 10:31 ]

 心に日の丸を―。サッカー日本代表が15日夕、22年ぶりに敵地、平壌で臨む北朝鮮戦。収容人数約5万人の金日成競技場に日本人サポーターはわずか約150人だ。“多勢に無勢”の決戦を前に、興奮と不安が入り交じった。

 名古屋市の会社経営増井剛志さん(38)は「新調した代表ユニホームを空港で没収されたのはショックだけど、心に日の丸を持って応援します」と語った。ユニホームを隠し持つ20代女性は「雰囲気をみて決める。青い羽根を持ってきたので、それを振り回そうと思う」という心づもりだ。

 観戦ツアーには全国から参加し、夫婦や子ども連れの姿もあった。北朝鮮側は今回、日の丸や横断幕、鳴り物の競技場への持ち込みを禁じた。平壌国際空港でサポーターらは、カメラに加え、日の丸が入っているとの理由でユニホームも「一時預かり」となった。

 15日は拉致被害者、横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから34年。横浜市の会社員男性は「正直悩んだが、どうしても見たかった」。ホテルの部屋にあった白地に赤い模様の入ったビニールの袋を日の丸がわりに掲げるつもりだ。(共同)

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2011年11月15日のニュース