ザック監督評価「誰かが欠けても同じバランスや力を保ったプレーができる」

記者会見するサッカー日本代表のザッケローニ監督。右は長谷部

　ホームで圧勝した相手との対戦にも、ザッケローニ監督は警戒感を漂わせた。

　―試合への抱負を。

　「私が指揮を執ってから敵地で戦う機会が少なかったので、選手はアウェー戦という有意義な経験を新たに積める。ホーム戦と同じプレーの精度や速度を披露できるかが試される。（１５日の）北朝鮮戦のことは今は考えず、目の前の試合に集中する。この２試合で最終予選進出を決めるのが目標だ」

　―敵地の難しさは。

　「長居での試合は日本が完璧なプレーをした。今回はピッチ状況や日本に借りを返したいという相手の闘争心などの要素から、全く違う試合になる。油断して試合への入り方を間違えてはならないが、日本の選手にその心配は無用だろう」

　―長友が欠場する。

　「（日本代表監督に）就任してからの１４カ月で、このチームは誰かが欠けても、同じバランスや力を保ったプレーができることが分かった。長友と本田の主力２人が不在でも、いつも通り高いレベルでプレーしてくれるはずだ」（共同）