×

インテル完敗 地元紙、長友を酷評「あわれな日本人」

[ 2011年10月31日 06:00 ]

<インテル・ユベントス>ベンチ前で大声で指示を出すラニエリ監督の前でプレーする長友

セリエA第10節 インテル・ミラノ1―2ユベントス

(10月29日)
 インテル・ミラノの日本代表DF長友が2失点に絡んでしまった。ユベントスとの「イタリアダービー」に左サイドバック(SB)でフル出場したが、1―2で敗戦。昨季わずか8敗のチームが、今季は開幕9戦で早くも5敗目を喫した。

 「素直に自分たちの実力を受け止めなければならない。チーム力の差だと思う」。先制点を奪われたのは前半12分。オーバーラップしてきた相手右SBのDFリヒトシュタイナーに長友が対応したが、低いクロスで股下を抜かれて得点につながった。さらに同33分には中央を崩されて失点、長友のカバーが一瞬間に合わなかった。

 30日付の地元各紙は長友を酷評した。ガゼッタ・デロ・スポルトは4・5点を付けた。だが失点は長友だけの責任ではない。同紙は「あわれな日本人。ラニエリ(監督)は彼を助けるための手を打たなかった」とユベントスが狙ってきた長友のいる左サイドの守備を強化する対策を講じなかった指揮官も批判した。「とにかく負けを受け止めて前を向いて進みたい」と長友。悔しさを押し殺して必死に気持ちを切り替えた。

続きを表示

2011年10月31日のニュース