浦和電撃人事！堀新監督就任　ペトロ監督解任

円陣を組み選手に話しかける浦和・堀新監督

Ｊ１第３０節 横浜―浦和

（10月22日 日産ス）
　Ｊ２降格圏内の１６位に低迷する浦和が２０日、ゼリコ・ペトロヴィッチ監督（４５）を解任し、後任に浦和ユース監督の堀孝史氏（４４）を昇格させる電撃人事を発表した。

　同時にアドリエ・ボヘルス・コーチ（４６）も解任され、堀新監督とともにユースから天野賢一コーチ（３６）が昇格。２２日にリーグ横浜戦、２９日にはナビスコ杯決勝の鹿島戦を控えるタイミングでの“劇薬”が吉と出るか、注目される。

　この日から練習の指揮を執った堀監督は火中の栗を拾う形となったが「やるしかない。それがすべて」。クラブは来季監督として元エースの福田正博氏（４４）をリストアップしているが、まずは堀暫定監督のもと“来季もＪ１”が至上命令となる。

　◆堀　孝史（ほり・たかふみ）１９６７年（昭４２）９月１０日、神奈川県厚木市生まれの４４歳。鎌倉高、明大、東芝を経て９２年浦和入り。現役時はＦＷ、右サイドバック、ボランチでＪ１通算１８８試合１４点、Ｊ２通算６５試合４点、ＪＳＬ４１試合９点。０１年湘南で引退。湘南コーチなどを経て０７年から浦和ユース監督。０８年全日本ユース選手権で山田直、原口らを擁し初優勝。