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“本田脱却システム”テスト ザック宝刀3―4―3

[ 2011年10月7日 06:00 ]

イレブンに指示を出すザッケローニ監督(右)

キリンチャレンジ 日本―ベトナム

(10月7日 ホームズ)
 ザッケローニ監督がベトナム戦で“本田脱却システム”をテストする。

 合宿では一貫して3―4―3を徹底指導。「開始から3―4―3?そうとは言っていない」とはぐらかしたが、関係者によるとスタートから新布陣で臨むことが確実という。

 本田(CSKAモスクワ)が負傷欠場した9月の北朝鮮戦、ウズベキスタン戦では、柏木、長谷部を代役でトップ下に入れて4―2―3―1で臨んだが、タメをつくれず、得意とするサイド攻撃も機能せず苦戦した。

 ザッケローニ監督は「私は数字について語るのは好きではない。3―4―3はあくまでも将来のためのものだ」とシステム論争に水を差す。その一方で「システムは起用する選手の持ち味を最大限に引き出すためのベスティート(ドレス)だ」とも言う。

 本田不在の日本に最適な“ドレス”が、本田の定位置であるトップ下を置かない布陣。つまり、98~99年にACミランをセリエA優勝へと導いた際に採用した3―4―3だと踏んでいるのだ。「結果にこだわる」と話すタジキスタン戦に向け、まずはベトナム戦で“宝刀”を抜く。

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2011年10月7日のニュース