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浦和戦でJ初先発!ユングベリ「マンチェスターUの赤なら敵だ」

[ 2011年9月17日 12:15 ]

サッカーバレーで得点し、ヨンアピン(背面)とハイタッチするユングベリ

 リーグ戦4戦勝ちなしの清水は17日、エコパで浦和と対戦する。アフシン・ゴトビ監督(47)は元スウェーデン代表MFフレドリック・ユングベリ(34)を初先発させることを明言。DF村松大輔(21)MF小野伸二(31)FW高原直泰(31)ら主力が負傷で欠場する中、期待が掛かる。

 スタメンで起用することを明言するほど、ゴトビ監督の期待は大きかった。「あすはフレディ(ユングベリ)を先発で考えている。スタジアムに電流が走るようなプレーをしてほしい」。先発メンバーを隠すことが多い指揮官が珍しく断言。そして「彼はお金ではなく、サッカーの質を求めて日本、清水を選んでくれた。Jリーグのファンを取り戻してもらいたい」とワールドクラスのプレーに期待した。

 ユングベリは14日のナビスコ杯・新潟戦で相手と接触した際、左手人さし指と中指を突き指、右足のつま先にも痛みが残り、この日はテーピングを巻いて練習した。それでもユングベリは「足は少しだけ痛みがある。指については、手でサッカーをするわけじゃないからね」と言った。

 コンディションも日増しに上がっている。ここ2試合は先発出場に強い意欲を示し、急ピッチで調整してきたが、ゴトビ監督がスロー調整を命じ、あえて切り札として起用した。しかし時間限定でも、磐田戦は「あと数センチ」と本人が悔しがったFKなど決定的なシュートを2本。新潟戦はスルーパスで勝利を呼び込んだ。左大腿痛でスタンド観戦となった小野は「質の高いパスだった」と絶賛した。

 アーセナルで2度プレミアリーグを制覇した男が、浦和との対戦で燃えないわけがない。「アーセナルも(チームカラーは)赤だったけど、マンチェスターUの赤なら敵だ。ベストを尽くすよ」。ユングベリはプライドにかけて“赤い悪魔”を撃破する。

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2011年9月17日のニュース