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五輪金へ 佐々木監督 新なでしこ“選抜合宿”検討

[ 2011年9月10日 06:00 ]

練習で指示を出す佐々木監督

 悲願の五輪金メダル獲得へ向け、なでしこジャパンが“NDJ48”を結成することになった。ロンドン五輪アジア最終予選で3大会連続4回目の五輪出場権を獲得したなでしこジャパンの佐々木則夫監督(53)が、年内に若手中心の代表候補合宿の開催を検討していることが9日、分かった。

 控え選手の底上げを図ることが目的で、主将のMF沢穂希(33)ら主力メンバーは招集せず、なでしこリーグの若手選手やU―19女子日本代表から50人近い人数を招集する方針だ。

 五輪出場権を獲得したことで、なでしこジャパンの本格的な強化がスタートする。佐々木監督は年内のなでしこジャパンの活動について「親善試合はないと思うけど、合宿はやりたいと思っている。でも、沢とか宮間はもういいから、若い選手を呼んでやりたい」と説明。沢ら主力選手の招集を見送り、チームの底上げに必要な新たな戦力を発掘する代表候補合宿を行うプランを明かした。

 合宿を開催する時期はなでしこリーグが終了する11月20日から、全日本女子サッカー選手権が始まる12月5日までの期間が有力。選手の数はまだ決まっていないが、佐々木監督の意向で多くの選手を招集することになれば50人程度まで膨らむ可能性もあり、AKB48ならぬ“NDJ48”が結成されることになる。

 この“NDJ48”の結成に向け、佐々木監督は今予選終了後も精力的に視察を続けていく方針。23日から再開するなでしこリーグはもちろん、10月にはベトナムで開催されるU―19アジア女子選手権、11月には中国で開催予定のU―16アジア女子選手権も現地に足を運ぶ予定。指揮官自らがチェックして、ロンドン五輪の新戦力を発掘することになる。

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2011年9月10日のニュース