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重量足りない柏木、不慣れな長谷部…機能しなかった“本田の代役”

[ 2011年9月8日 07:58 ]

10月11日のタジキスタン戦で初招集される可能性が高まった宮市

 日本代表のザッケローニ監督が、10月11日のW杯アジア3次予選タジキスタン戦(長居)にアーセナルのFW宮市亮(18)を招集する方針を固めたことが分かった。6日のウズベキスタン戦は1―1のドロー。負傷離脱中の本田圭佑(25=CSKAモスクワ)、長友佑都(24=インテル・ミラノ)の穴が埋められない現状を露呈した。その打開策としてイタリア人指揮官は、宮市を切り札に指名した。

 全ては本田の負傷から始まった。8月28日のスパルタク・モスクワ戦で右膝半月板を損傷。今月2日の北朝鮮戦では代役としてトップ下に柏木を抜てきしたが、前線に起点がつくれなかった。指揮官も「前半は前線に重量が足りなかった」と本田不在を嘆いていた。

 ウズベキスタン戦では柏木より経験のある長谷部をトップ下に起用。だが、練習でも試していない布陣は機能せず、前半だけで本職のボランチに戻した。指揮官は「難しい試合を予想し、先発にはより経験のある選手を選んだ」と説明する一方で「長谷部はトップ下でゴールを背にしてプレーすることに慣れていない」と自らの采配ミスを認めた。

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2011年9月8日のニュース