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陽動作戦?“伝家の宝刀”3-4-3で公開練習

[ 2011年9月5日 06:00 ]

W杯アジア3次予選C組 ウズベキスタン―日本 

(9月6日 タシケント)
 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(58)が、ウズベキスタン戦で“伝家の宝刀”を抜く可能性が出てきた。4日午後の現地での初練習では、真っ先に3―4―3システムを確認。主力、控えと2組に分け、細かい指示を送って入念にチェックし、その後も3バックの練習に多くの時間を割いた。

 イタリア人指揮官にとって3―4―3は、98~99年シーズンにリーグ優勝を飾ったACミランで採用した自らがもっとも好むシステム。日本代表でも「試合中の柔軟なシステム変更」を目標に掲げ、3月の東日本大震災の慈善試合で初導入。6月のキリン杯でも試し、2試合ともスコアレスドローだったが「選手は想像以上に早く戦術を理解してくれた」と手応えをつかんでいた。

 ただ、今回の練習は完全オープンで行われ、ウズベキスタン関係者も多数いた。指揮官もこれまで「対戦相手や試合状況に応じて使えれば。でも、あくまでも4―2―3―1がベース。3―4―3がメーンになることはない」と話しており、揺動作戦の可能性もある。ザッケローニ監督の決断やいかに?

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2011年9月5日のニュース