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「ラモスジャパン」黒星発進…メキシコに逆転許す

[ 2011年9月4日 06:00 ]

初戦のメキシコ戦を見詰める日本のラモス監督

 ビーチサッカーのW杯は2日、イタリアのラベンナで行われ、1次リーグD組で元サッカー日本代表のラモス瑠偉監督(54)が率いる日本は、今大会初戦でメキシコに2―3で逆転負けし、黒星スタートとなった。初優勝を目指す日本は第1ピリオドに先制したが、第2ピリオドで2失点し、逃げ切られた。同組の優勝候補ブラジルはウクライナと対戦し、3―3からのPK戦を制して勝ち点2を挙げた。日本は4日の第2戦でウクライナと対戦する。

 初優勝を目指す「ラモスジャパン」にとって、痛い黒星スタートとなった。勝利を計算していたメキシコに、思わぬ逆転負け。主将の河原塚は「1点を取って守りに入った。中盤でバラバラになった」と悔やんだ。

 1―0で迎えた第2ピリオドからパスミスを繰り返し、相手選手のマークがずれた。リードされた後の最終第3ピリオドは焦りが出て、メキシコの堅守を崩せなかった。

 ラモス監督は7月、最愛の妻・初音さんを亡くした。「失ったものは大きすぎる。でも、彼女のために勝ちたい」と帽子のつばに「初音命」と書いて臨んだが、早くも苦境に立たされた。

 1次リーグの残り2戦は、ウクライナと過去4度優勝のブラジルの強豪が相手。指揮官は「もう失うものはない。(次のウクライナ戦は)決勝戦のような重要な試合になる」と気持ちを切り替えた。

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2011年9月4日のニュース