×

本田 強行出場志願!右膝検査で練習は不参加

[ 2011年8月31日 06:00 ]

赤ベストにサングラスとラフな装いで成田空港に到着した本田

 右膝を痛めていることが判明した日本代表MF本田圭佑(25=CSKAモスクワ)が強行出場を志願した。

 本田は30日午前、成田空港に帰国した後、埼玉県内の病院で検査を受けた。負傷の程度は不明だが、本田は9月2日のW杯アジア3次予選初戦北朝鮮戦(埼玉)出場に強い意欲を示した。ただ無理をすれば悪化させる可能性もあるだけに、アルベルト・ザッケローニ監督(58)の最終決断に注目が集まる。

 実は朗報があった。関係者によると、スパルタク・モスクワ戦後に直行した病院では軽症と診断されていたという。ただ「人工芝でイヤな感じがした」のは事実。しかも初めての負傷箇所で、選手生命を左右する可能性もある大事な部位だけに、本人も慎重な姿勢は崩さず、日本で再検査を受けることにした。

 そして宿舎に到着後、埼玉県内の病院で精密検査を受けた。その後は宿舎で治療したため練習には合流しなかった。

 原技術委員長は「自分から言えることは何もない。現段階でどうか、とは言えない。向こう(ロシア)で撮ったレントゲン(エックス線)写真を持ち帰って(日本代表とCSKAモスクワの)ドクター同士でやり取りしている。本人もよく分かっていない感じだった」と説明した。長期離脱という事態は避けられそうだが、無理をすれば悪化させる可能性もある。

 あとは指揮官の判断に委ねられる。1月のアジア杯1次リーグ・サウジアラビア戦では、左足首を痛めていた本田が出場を志願したものの、ザッケローニ監督がストップを掛けた。「W杯予選のイメージはあるか」との質問に、本田は「もちろん(ある)」と答えた。気持ちの準備はできているが、出場の可否が決まるのはもう少し先だ。

続きを表示

2011年8月31日のニュース