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ザック&岡田 新旧代表監督対談「夢持って」 

[ 2011年8月16日 18:02 ]

対談を終え、握手するサッカー日本代表のザッケローニ監督(右)と岡田武史前監督

 サッカーの日本代表を率いるザッケローニ監督が16日、東日本大震災の復興支援として岡田前監督と宮城県内の小学生を対象にサッカー教室を開いた。イタリア人監督は100人を超える小学生と触れ合い、パスやドリブルから基礎的な組織プレーまで指導し、日本代表で訴えている「持続性」の重みを強調した。

 新旧代表監督がそれぞれ考えて実施した練習では、岡田前監督がドリブルリレーなどで競争心を促した。一方、午前に行われた2人の対談で「少しずつでいいから着実な成長を大事にしてほしい」と話したザッケローニ監督は教室でも「ゆっくりでいい。正確さが第一だ」と基礎の大切さを伝える声に力が入った。

 ザッケローニ監督は若手に対し、才能そのものより、持っている力を着実に伸ばすことを求めてきた。U―22(22歳以下)世代で宇佐美(バイエルン・ミュンヘン)よりも、清武(C大阪)を早く代表デビューさせた理由がその「持続性」という。10~12歳の指導に興味を持ってきたそうで、真剣な表情で「パスは出す相手の走る先ではなく足元に出すように」などと細かい指示を送った。

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2011年8月16日のニュース