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岡崎 途中出場で決めた!“2季目の進化”開幕弾

[ 2011年8月7日 06:00 ]

<シュツットガルト・シャルケ>後半44分、岡崎がゴールを決める

ブンデスリーガ シュツットガルト3―0シャルケ

(8月6日)
 シュツットガルトの日本代表FW岡崎慎司(25)が、今季ブンデスリーガの“日本人1号ゴール”を決めた。6日に行われたホームのシャルケ戦に後半34分から途中出場。同44分に左足で豪快にミドルシュートを突き刺した。チームも3―0で快勝。シャルケの日本代表DF内田篤人(23)はベンチ入りしたが最後まで出番がなく、岡崎との日本人対決はならなかった。

 泥臭さが持ち味の岡崎らしからぬ、ビューティフルなゴールだった。後半途中から出場し、2―0で迎えた試合終了間際。サイドチェンジのロングパスを右サイドで受けると、ドリブルで中に切れ込んで相手DFを1人かわし思い切りよく左足を振り抜いた。糸を引くようなシュートが約20メートル先のゴール左隅に突き刺さると、ベンチに走ってチームメートと抱き合って喜びを爆発させた。

 「自分としてはいいコンディションで来ていたので、思い切りやろうと思っていた。それがゴールにつながった」

 ケガの不安を吹き飛ばした。オーストリア合宿に参加していた7月15日に右足首のじん帯を負傷して出遅れ、同29日のドイツ杯1回戦3部ビースバーデン戦にベンチ入りしたが出場機会はなかった。今季公式戦初出場でいきなりのゴールは、1部に日本人9人が在籍する今季のブンデスリーガの“日本人1号”だった。

 ドイツ2季目の進化を見せつけた。今年2月に加入後は中盤の左で起用されて守備では貢献したが、リーグ戦10試合連続無得点と苦しんだ。それでも5月7日のハノーバー戦で初ゴールを決めると、同15日のリーグ最終戦のバイエルンM戦で2戦連続弾。2季にまたがって3戦連続ゴールで「2桁ゴールを狙う」という今季の目標へ幸先の良いスタートを切った。

 これで気分よく帰国し、10日の日本代表・韓国戦(札幌)に臨める。ライバルとなるMF香川が復帰して先発争いは激しくなるが、負けるつもりはない。

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