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なでしこ佐々木監督「女子代表30年の歴史が優勝につながった」

[ 2011年8月2日 11:38 ]

なでしこジャパン 国民栄誉賞

 「なでしこジャパン」の国民栄誉賞受賞決定に、国内サッカー界は2日、喜びの声に包まれた。

 日本サッカー協会の小倉純二会長は「苦しみながらも諦めずひたむきに戦ったことを国として評価していただき、ありがたく思う」とコメントを発表。東日本大震災に沈む国民を勇気づけたという受賞理由について「最高峰の舞台で、世界の強豪を相手に懸命に戦う雄姿は多くの人々に元気を与えられたのではないか」と受け止めた。

 サッカーでは初の受賞で、常に大きな注目を浴びてきた男子に先駆けての快挙となった。枝野幸男官房長官が、受賞を機に今後のサッカー女子への支援拡充を支持したこともあり、小倉会長は「将来、なでしこジャパンを目指す少女たちの夢をも育むことになる」と歓迎した。

 佐々木則夫監督は「女子代表が30年という歴史の中で積み上げてきたことが、今回のW杯優勝につながったと確信しています。あらためて優勝の重みを感じる」と喜びを示しつつも、9月にロンドン五輪アジア最終予選(中国)を控えているため「来年の五輪に向け、勇気を与えられるようなチームづくりをしたい」という談話を発表した。

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2011年8月2日のニュース