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新システムで挑む清水“海岸で開眼”…雨中の緊急ミーティング

[ 2011年7月27日 13:04 ]

 ナビスコ杯1回戦は27日、第2戦を行う。アウスタ日本平で甲府と対戦する清水は第1戦で0―1と敗れており、逆転へ三保海岸でミーティングを行った。

 ビーチに打ち寄せる波と雨の二重奏が、独特の雰囲気をつくり上げた。ゴトビ監督は26日の非公開練習後、選手全員をグラウンド近くにある三保海岸まで歩いて移動させ、緊急ミーティングを開催した。「ビーチでオープンに選手と話をしたかった。波の音、黒い砂浜、シラスのにおい…。小野や岩下といい話もできた」。開放感とともに、監督と選手が意見をぶつけ合った。

 23日のC大阪戦で0―4と完敗し、中2日で迎えるナビスコ杯甲府戦。第1戦で0―1と敗れている清水は、ホームで2点差以上で勝つことが2回戦進出の条件となる。「10歩進むと2歩下るときがある」と同監督。C大阪がそのときだった。短時間で前へ進ませるためには、環境の大きな変化が必要だった。

 練習では3―4―3の新システムをテストした。攻撃に厚みを持たせながらも、相手カウンターに警戒が必要との判断。岩下は「海で自分の考えを言ってスッキリした。大敗した後のリアクションが大事。次のステージに進むには、なにをすべきか。1点取られたら3点取ればいい」とホームで泥臭く勝ちにいく。

 <永井「やるしかない」今季初先発へ>FW永井が今季公式戦初先発する。高原は右足首痛を抱えており、ベンチスタートとなる見込み。「ボクが試合に出るときは、ほとんど負けているときですから」と0―1の状況でキックオフする今回も、普段と同じ気持ちで臨む。「先に点を取らないと苦しくなる。(C大阪戦で)大敗してしまったので、やるしかないですしね」とチーム最年長として最前線から引っ張っていく。

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2011年7月27日のニュース