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アルゼンチン8強敗退 地元Vの夢は早々と…

[ 2011年7月18日 06:00 ]

<アルゼンチン・ウルグアイ>PK戦で敗れ立ちつくすメッシ(中央)

南米選手権準々決勝 アルゼンチン1―1(PK4―5)ウルグアイ

(7月17日 サンタフェ)
 南米選手権準々決勝2試合が16日に行われ、FWメッシを擁した開催国アルゼンチンは延長1―1の末にPK戦4―5でウルグアイに敗れ、93年大会以来の優勝を逃した。ペルーは延長の末にコロンビアを2―0で突き放し、4強に残った。

 地元Vというアルゼンチンの夢は準々決勝で早くも散った。メッシやバティスタ監督が開幕前に「優勝は義務」と誓ったが、1次リーグから4試合を戦って1勝止まりでは敗退も仕方なかった。

 「失敗とは思っていない。目標はW杯。きょうも内容が悪かったわけではなく得点機は築いた」

 指揮官は言い張ったものの、強力攻撃陣を生かせなかったのは事実。メッシが1点を追う前半17分に正確なクロスでイグアインの同点弾を引き出したが、同38分に相手が退場で10人となりながら決定力を欠き、後半41分には逆に主将のマスケラーノが退場処分。キャプテンマークを引き継いだメッシがPK戦の1人目で決めたが、3人目のテベス失敗で競り負けた。

 前線に屈指の才能をそろえながら3戦目で先発を大幅に入れ替えるなど、ちぐはぐな起用。昨季バルセロナで公式戦55戦53得点のメッシは親善試合を除く代表公式戦では09年3月を最後に16戦不発となり、プレミア得点王テベスも無得点に終わった。「辞任は考えていない」と訴えた指揮官だが、ナシオン紙(電子版)のアンケートで90%が続投に反対。南米の雄に迷走の予感が漂ってきた。

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2011年7月18日のニュース