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佐々木監督「勝てる確率は高い」沢「サッカー人生最高の試合に」

[ 2011年7月16日 23:08 ]

決勝戦前日、記者会見する(右から)佐々木監督、沢、宮間

 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で、日本は17日午後8時45分(日本時間18日午前3時45分)からの決勝で初優勝を懸け、米国と対戦する。16日はフランクフルトでの試合会場で記者会見が行われ、佐々木監督は「チームの作戦は今まで通り。決勝という名誉あるステージまで来られた。存分にやってくれると思う」と期待した。

 同席した沢主将(INAC)は「世界の頂点を目指してやってきた。重圧はない。こんなチャンスは楽しむしかない」と意気込んだ。

 会見後は同市内で練習した。練習場には漫画「キャプテン翼」の作者、高橋陽一氏がイラスト入り横断幕を持って激励。選手たちから笑い声も起き、決勝前でも過度な緊張感はなかった。

 日本女子が年齢制限のない世界大会で決勝に進んだのは初めて。過去の対戦成績は日本の3分け21敗。W杯では前身の世界選手権を含めて2度対戦し、1991年中国大会では1次リーグで0―3、95年スウェーデン大会では準々決勝で0―4と敗れた。国際サッカー連盟(FIFA)のランキングは米国が1位で日本は4位。

 ▽佐々木則夫・日本女子代表監督の話 5月の遠征はコンディションがよくなかった。今は数段違う。勝てる確率は高いと思う。今までやってきたことを存分にやっていく。

 ▽沢の話 あした(17日)の試合はサッカー人生最高の試合にしたい。米国が負けたスウェーデンに勝てたし、十分チャンスはあると思う。

 ▽宮間の話 決勝と意識せず、今までやってきたことを全部出したい。北京五輪は自分たちのふがいなさで、先輩たちを決勝まで連れていけなかった。その分も含めてプレーしたい。(共同)

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