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世界の頂点目標に なでしこ 3年前「最後の2戦が勝ち切れなかった」ワケ

[ 2011年7月14日 07:32 ]

日本―スウェーデン 後半、勝ち越しゴールを決めガッツポーズの沢(中央上)と喜ぶ日本イレブン
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 2008年北京五輪の4位から3年間、抱き続けた夢をついにかなえた。世界大会でのメダル獲得。フランクフルトの夜空に、なでしこ21人の笑顔が輝いた。一丸となって戦った選手たちは試合後にスタッフとともにピッチ上で大きな輪になり、歴史的快挙の喜びを分かち合った。

 佐々木監督は準決勝、3位決定戦と敗れた北京五輪を「ベスト4を目指してやって、最後の2戦が勝ち切れなかった」と振り返る。あと1勝の壁を乗り越えるため、さらに高い「世界の頂点」を目標とし、選手たちも思いを共有した。

 主将のMF沢(INAC)を中心に、ドイツでプレーするFW安藤(デュイスブルク)ら海外組、DF熊谷(浦和)らユース年代からの昇格組がバランスよく結集。準々決勝で開催国のドイツを初めて下すと、準決勝でも大型選手ぞろいのスウェーデンに対して自慢のパスワークを存分に発揮し、勝利をつかんだ。

 なでしこたちは世界最高の舞台で、FIFAランキング4位の肩書に恥じない堂々の戦いぶりを見せた。(共同)

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2011年7月14日のニュース