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初先発で2発の川澄「アレッ?入ったんだ」

[ 2011年7月14日 06:01 ]

<日本・スウェーデン>後半、3点目のゴールを決める川澄

女子W杯準決勝 日本3―1スウェーデン

(7月14日 フランクフルト)
 FW永里に代わって初めて先発起用された川澄が2得点の活躍で日本の初の決勝進出に貢献した。

 1点を先制された前半19分、宮間の左サイドからのクロスを執念で押し込んだ。「(宮間)あやがいいボールを上げてくれると信じていたので、ゴール前に走り込むだけでした」と川澄。頭で合わせにいったが、相手DFに後ろから倒れる形になり、結果的には体全体でボールを押し込む形になった。

 「倒れてしまったのでゴールの瞬間は分からなかったんですけど、みんなが駆け寄ってくれたので“アレッ?入ったんだ”と思いました」。自身2点目のゴールは沢の勝ち越し弾の4分後。GKが飛び出した一瞬のスキを見逃さなかった。「ゴールが空いていたので思い切り打ちました」と笑った。

 これまで先発出場はなかったが、心は常にピッチで一緒に戦っていたからこそ「4試合目だし、会場の雰囲気にも慣れていたので緊張はなかった」と言い切れる。采配がズバリ的中となった佐々木監督も「川澄はよくやってくれた。選手が代わる代わる活躍してくれた」と感謝した。冷静な判断と絶妙のポジショニングで2得点。米国との決勝でも“切り札”になるかもしれない。

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