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沢は勝ち越し弾!川澄2発!なでしこ初のメダル確定

[ 2011年7月14日 03:38 ]

<日本・スウェーデン>後半、勝ち越しゴールを決めガッツポーズの沢(中央上)と喜ぶ日本イレブン

女子W杯準決勝 日本3―1スウェーデン

(7月14日 フランクフルト)
 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会は13日(日本時間14日)、準決勝が行われ、日本はフランクフルトでスウェーデンと対戦。3―1で逆転勝ちし、W杯、五輪を通じて初のメダル獲得が確定した。国際サッカー連盟(FIFA)主催の女子大会で日本が決勝に進出するのは、準優勝した昨年のU―17(17歳以下)W杯以来で2度目。

 日本は今大会初めて先発メンバーを変更。永里に代えて川澄をFWに起用。前半10分にスウェーデンのエクビストに先制ゴールを決められたが、同19分に宮間の左サイドからのクロスに合わせて走り込んだ川澄が相手に倒されながらも押し込んで同点に追いついた。

 その後も日本はボール支配率でスウェーデンを大きく上回り、前半を1―1の同点で折り返すと、後半15分に沢が勝ち越しゴール。鮫島のクロスでスウェーデンの守備を崩し、GKの弾いたボールを沢が頭で押し込んだ。さらにその4分後には川澄がロングシュートをキーパーが飛び出し、無人となったゴールに叩き込んだ。なお、プレーヤーオブザマッチには宮間が選ばれた。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本が4位、スウェーデンが5位。日本はスウェーデンにW杯で1991年、95年に敗れているが、2004年アテネ五輪で勝っている。

 スウェーデンは1次リーグC組で世界ランク1位の米国を破って3連勝の1位で通過し、準々決勝でオーストラリアを3―1で下した。

 前身の女子世界選手権を含めてW杯6大会連続出場の日本は17日の決勝(フランクフルト)で、3大会ぶり3度目の優勝を目指す米国と対戦する。スウェーデンは16日に3位決定戦(ジンスハイム)でフランスと対戦する。

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