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丸山が決めた!なでしこ 女王破り初のベスト4進出!

[ 2011年7月10日 06:36 ]

<日本・ドイツ>先制ゴールを決めて喜ぶ丸山(18)らなでしこ

女子準々決勝 日本1-0ドイツ

(7月9日 ボルフスブルク)
 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会は9日、ドイツのボルフスブルクで準々決勝を行い、日本は3連覇を狙う地元ドイツを延長の末に1―0で破り、初めてベスト4入りした。13日の準決勝では、10日のスウェーデン―オーストラリアの勝者と対戦する。日本は延長後半、丸山桂里奈(千葉)が決勝点を挙げた。

 試合は日本時間10日午前3時45分にドイツボールでキックオフ。過去ドイツに1分け7敗と勝利がなく、厳しい戦いが予想された日本だが、豊富な運動量で早めにプレッシャーをかけてドイツの攻撃をしのいだ。立ち上がりこそ、セットプレーでドイツの高さにヒヤリとさせられる場面もあったが、沢、阪口を中心に持ち前の“つなぐサッカー”でドイツゴールを脅かすシーンも。女王相手にほぼ互角の戦いを演じた。

 後半に入ると日本は何度もピンチを招くが、イエローカードを3枚もらう激しい当たりも見せてしのぎきり、0-0のまま延長戦に突入した。

 延長に入って早々に沢がドイツのDFと接触し足を痛めるアクシデントもあったが、日本は積極的な攻めを見せる。だが、ゴールを決められず延長の後半に突入した。

 なかなかゴールのチャンスを作れない日本だったが、延長後半3分、沢からの右サイドへのパスに走り込んだ途中出場の丸山が、左サイドネットへ待望の先制ゴールを決めた。

 試合後、丸山は「すごくうれしいです。日本のために頑張りました」と笑顔。

 シュート数はドイツの25本に対し、日本は9本。佐々木監督も「よく耐えた!」と感無量の面持ち。決勝点をアシストした沢は「信じられないです」と顔を上気させながらも「120分の笛が鳴るまで走り続けた。失うものは何もないし、今日が勝つチャンスだと思っていた。準決勝ではなでしこの歴史を変えられるように頑張る」とキッパリと語った。

 準決勝は7月13日、スウェーデンとオーストラリアの勝者と対戦する。

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