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U―17決勝Tへ前進!!強豪フランスとドロー

[ 2011年6月23日 06:00 ]

U―17W杯1次リーグB組 U―17日本代表1―1U―17フランス代表

(6月21日 モンテレイ)
 U―17W杯メキシコ大会第4日は21日、メキシコ・モンテレイなどで行われ、1次リーグB組の日本は強豪フランス相手に1―1で引き分けた。1点を追う後半4分、FW石毛秀樹(16=清水ユース)がPKを決めて追いついた。ともに通算1勝1分けで勝ち点4とし、日本は得失点差で2位。93年以来、18年ぶりの決勝トーナメント進出に大きく前進した。

 まさに“神風”だった。吉武監督は1点を追う後半開始からエースFW南野を投入し、同時に右FW石毛を2シャドーの右へ配置転換。これがズバリ的中した。同4分、石毛はフランスDF2人を正面にして得意のドリブルで仕掛け、ファウルを誘ってPKを獲得。石毛自らが右足で豪快に決め、1―1の同点に追いついた。

 石毛は「蹴るとき、自信を持ってコースを狙うことができた。入ってうれしかったです。勝ちたかったけど、フランスは凄く強いチームだったので結果は出せたと思う」と納得の表情。吉武監督は「きのうの記者会見で“神風が吹けば”と言って、実際に神風が吹いてくれたのに…勝てなくて残念。でも勝ち点1を挙げたことも大きな成果です」と振り返った。

 決勝トーナメント(T)進出を懸け、24日の次戦では強豪アルゼンチンと激突する。そのアルゼンチンを3―0と一蹴したフランスと互角以上に渡り合ったことは大きな自信となる。しかも、各組3位の6チーム中、上位4チームは決勝Tに進出できるため、仮に次戦で負けたとしても日本は18年ぶりの突破となる可能性が高い。

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2011年6月23日のニュース