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なでしこ 韓国に引き分け…肉弾戦に課題

[ 2011年6月19日 06:00 ]

<日本・韓国>後半、宮間(8)の先制ゴールを喜ぶ日本イレブン

親善試合 日本1―1韓国

(6月18日 ニンスタ)
 26日にドイツで開幕する女子W杯に出場するなでしこジャパンは18日、松山市のニンジニアスタジアムで韓国代表と親善試合を行い、1―1で引き分けた。後半25分に宮間あや(26)が先制点を決めたが、その後失点して勝利を逃した。なでしこジャパンは20日まで国内で調整し、21日にドイツに出発する。

 雨が降り続き、ボールが止まるほどピッチに水が浮いた。攻撃面で持ち味のパスワークを発揮できなかった上に守備の課題も露呈した。

 佐々木監督は「フィジカルの戦いでの対応は参考になった。反省、改善すればいい」と前向きに捉えた。しかし守備ラインの裏にロングボールを蹴ってきた韓国の攻撃にDF、MFがズルズルと下がった。ボールを奪ってもFWが孤立。効果的な攻撃につながらない。

 後半30分の失点も押し込まれた末にクロスをGK海堀が捕り損ね、こぼれ球を決められた。女子W杯1次リーグで対戦するニュージーランドやイングランドなど、体格で上回る相手との対戦に不安を残す結果となった。

 後半25分の得点は沢―永里―宮間とつなぐ連動性が発揮された。そういう場面を多くつくるためにも、攻守のバランスをいかに取るかが肝心だ。北京五輪の4位で佐々木監督は「日本は研究されている」と覚悟する。本番まで残されたわずかな時間で修正が急務だ。

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