関塚監督 継続性重視「積み上げたものが大事」
U―22日本代表発表
関塚隆監督が読み上げた代表22人は、順当な顔触れだった。ことしに入ってからの海外遠征や国内合宿で、組織的な守備と縦に速い攻撃というチーム戦術を理解した選手ばかり。監督は「積み上げたものが大事。しっかりとしたベースを考えた」と選考理由を述べた。
優勝した昨年の広州アジア大会から主力として引っ張る永井や山村がチームの中心。山崎、原口、東らの前線の選手が今季、所属クラブで先発に定着し、好結果を残していることもあり、攻撃陣への新たなてこ入れはなかった。キリンカップで初めてフル代表入りした19歳の宇佐美や、オランダ1部リーグで活躍した18歳の宮市は今回は選出を見送った。
宇佐美は今季序盤に調子を落として5月の候補合宿から呼ばれておらず、関塚監督がオランダで視察した宮市もこのチームには一度も招集されていない。継続性を重視した今回の選考基準に照らせば、短期決戦の五輪2次予選で2人がメンバー入りする余地はなかった。
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