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長友 新システムに可能性「絶対に武器になる」

[ 2011年6月2日 06:00 ]

<日本・ペルー>これが世界の技!後半、相手スライディングをかわして左サイドをかけあがる長友(右)

キリン杯 日本0―0ペルー

(6月1日 東北電ス)
 イタリアから凱旋したDF長友佑都は、ザックジャパンの未完の新システムに無限の可能性を感じとった。後半22分から途中出場。既に布陣は4―2―3―1に移行しており最初は左サイド、4分後にはDF安田に代わって従来の左サイドバックでプレーした。だが試合後に語ったのは3―4―3への強い思いだった。

 「前半の3―4―3はベンチから見ていても、サイドハーフが下がり過ぎて5バックになっていた。監督もベンチで言っていたけど、攻撃的な守備をやっていかないと。もっとやりたかった。絶対に日本の武器になると思う」

 5月29日にイタリア杯を制し、31日に帰国したばかり。さすがに先発は見送られたが、後半39分には激しいプレスで相手ボールを奪取、1分後には正確な左クロスで攻撃を組み立てた。ボールに絡むだけで大歓声も浴びた。

 日本を引っ張る――。その思いはピッチだけにとどまらない。東日本大震災が起きた際にはイタリアから電話で被災地の子供たちを励ました。キリン杯後には被災地を訪問する意向。7日のチェコ戦では、3―4―3の左サイドから横浜の夜を熱くする。

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2011年6月2日のニュース