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敵地で撃ち合い上等!バルサ“攻撃こそ最大の防御”

[ 2011年4月27日 06:00 ]

欧州CL準決勝第1戦 バルセロナ―Rマドリード

(4月27日)
 スペインの2強が三たび激突する。欧州CLは27日に準決勝第1戦の残り1試合が行われる。レアル・マドリードがホームでバルセロナを迎え撃つ一戦は、リーグ戦、スペイン国王杯に続く“クラシコ4番勝負”の第3戦で、ここまではレアルの1勝1分け。リベンジを狙うバルセロナはケガ人が続出した守備陣に不安を抱えながらも、敵地で先勝を目指す。

 欧州最高峰の舞台で雪辱を期す。20日のスペイン国王杯決勝で、バルセロナはRマドリードに延長の末0―1で惜敗。リーグ、欧州CLとの3冠獲得は夢と消えた。週末のリーグ戦を挟んで、1週間ぶりとなるクラシコに向けて、グアルディオラ監督は「敵地ベルナベウで守りに入れば、一気にやられてしまう。ゴールを狙わなくてはならない」と攻撃的な姿勢を貫くことを宣言した。

 敵地で撃ち合い上等。その裏には守備的にいけない事情がある。DF陣にケガ人が続出。特に左サイドバックは、指揮官が「すでに2人いなくなって、3人目もたぶんダメだ」と嘆くように主力のアビダル、アドリアーノに続き、控えの控えのマクスウェルも23日のオサスナ戦で負傷離脱。「最高の布陣ではないが、バルサはバルサだ」と負傷明けのプジョル、中盤が本職のマスケラーノらを最終ラインに起用してしのぐ構えだ。

 守備に不安が残る中で、頼みの綱はやはりFWメッシ。今季公式戦49試合で50得点しているエースが宿敵から貴重なアウェーゴールを奪えば、2季ぶりの欧州CL制覇に大きく近づく。

 

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2011年4月27日のニュース