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柏快進撃の予感…システム変更が奏功!

[ 2011年4月24日 06:00 ]

<大宮・柏>後半10分 決勝ゴールに興奮してスタンドから落ちたサポーターを背にベンチに向かいレ満足そうな表情を見せる柏のレアンドロ

J1第7節 柏1-0大宮

(4月23日 NACK)
 開幕連勝を飾って暫定ながら首位をキープした柏だが、決め手となったのは巧みなシステム変更だった。前半は大宮の8本のシュートに対して、柏は2本と完全に劣勢だった。だが、ハーフタイムのネルシーニョ監督の指示で流れが一変する。

 指揮官はFW大津とFW田中を2トップに配置した4―4―2から、4―3―3へとシステムを変え、大津を左ウイング、茨田を右ウイングに置いた。前半は大宮の両サイドバックの攻撃参加から好機をつくられていたが「相手がやりづらそうだった」(MF大谷)と大津と茨田がワイドなポジションを取ることで大宮の両サイドバックの動きを封じ、リズムを取り戻した。そして、後半10分に田中のシュートのこぼれ球をMFレアンドロ・ドミンゲスが右足で決めて白星をつかみ取った。

 大津は「相手のサイドバックのところと、ボランチのところもしっかりマークにつけと指示されました。素晴らしい判断だった」とネルシーニョ監督の采配に感激しきり。もちろん、混乱なくシステム変更に対応したイレブンの適応能力があればこそ。「劣勢な時間から立て直すことを去年覚えた」と田中。柔軟な対応力を身につけた柏が、快進撃の予感を漂わせた。

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2011年4月24日のニュース