×

サッカーくじで復興助成 被災運動施設に数十億円

[ 2011年4月11日 22:10 ]

 サッカーくじを運営する日本スポーツ振興センターが、東日本大震災で被災した自治体などに対し、2011年度の追加助成で数十億円規模の支援を検討していることが11日、分かった。体育館などのスポーツ施設やJリーグのスタジアムの修復工事などが対象になる見通しだ。震災ではJ1の仙台や鹿島、J2水戸のホームスタジアムが被害を受けた。

 サッカーくじは震災の影響で3月中旬から不成立や中止になったものの、10年度の売り上げは過去2番目に多い約848億円に達した。助成金は昨年並みの100億円前後になる見通しで、15日の助成審査委員会で震災前に申請のあった11年度の第1回の助成額が決定する。

 サッカーくじは好調な売り上げに支えられ、Jリーグのスタジアム改修費用などとして約26億円、将来の財源として約72億円を留保している。この一部も復興支援の助成金に充てる方針だ。

続きを表示

2011年4月11日のニュース