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田嶋副会長が表明 南米選手権の出場可否を再検討へ

[ 2011年4月6日 19:07 ]

 日本サッカー協会の田嶋幸三副会長は6日、東日本大震災の影響で日本が出場辞退を申し入れた南米選手権(7月・アルゼンチン)の出場を再検討することを明らかにした。15日までに結論を出す。南米を訪問中の小倉純二会長が開催国アルゼンチン協会のグロンドーナ会長らと会談し、再考を促されていた。

 11日の日本協会の常務理事会や12日のJ1、13日のJ2各実行委員会で話し合う。

 震災の影響でJリーグの日程が再編され、7月に日本代表の編成が難しいことなどから、小倉会長が南米サッカー連盟のレオス会長に出場辞退を伝え、了承されていた。しかし、田嶋副会長によると、南米連盟側には今大会を日本の復興支援の大会と位置付け、日本の出場を強く望む声が依然として強いという。

 同副会長は「辞退もあるし、出場ということになるかも分からない。日本協会として、どういう案をつくれるかだ」と述べた。

 出場辞退については、一般のファンから約250件の電話が日本協会にあり「出場すべきだ」という意見が大半を占めているという。

 ▼大東和美・Jリーグチェアマンの話 大事なリーグ戦中に選手を出せないという、各クラブの要望は強い。協会にも伝えたし、そう(辞退)なると思っていた。(今後選手を連れて行くと言われても)困る。

 ▼原博実・日本サッカー協会強化担当技術委員長の話 会長の話を聞くまでは何とも言えない。(出場は)難しいんじゃないかな。南米(選手権)のために空けていたところを、使わないと回らない。それはどこも分かってくれると思う。

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2011年4月6日のニュース