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ゴン節全開「一生遊べる」スパイク出品

[ 2011年4月4日 11:38 ]

公開オークションにスパイクを出す中山(左)

 札幌による東日本大震災の復興支援チャリティーイベントが3日、宮の沢白い恋人サッカー場で行われた。札幌U―18との慈善試合では、FW中山雅史(43)が移籍後初先発。また公開オークションではスパイクが上限額の5万円で落札されるなど、ゴンがチャリティーの「顔」として存在感を発揮した。

 あいにくの降雪。しかも積雪で観客席の半分以上が使用できない悪条件でも、立ち見が続出した。超満員1650人のファンが見つめる中で、シュートはゼロ。復興支援のゴンゴールとはいかず、中山は「内容、結果がふがいない。寒い中、これだけの人が来てくれたのに申し訳ない」と気温2度の中で集まったサポーターに頭を下げた。

 だからこそピッチの外ではゴン節を全開に。「喜んでもらえれば」と、MF古田らと予定になかったサイン会を実施。オークションでは、07年のオールスターで最年長ゴールを決めた際のスパイクを出品し「これ1つあれば一生遊べる。エコバックにポーチ、野菜も入る」と営業トークもキレた。落札額はクラブが設定した上限にまで跳ね上がり「本当にありがたいです」と感謝した。

 今回、集まった義援金は4日にも集計結果が発表される。今後は選手会長のMF砂川が中心となり、2度目の街頭募金も計画。「単発ではなく継続していきたい。サポーターには、公式戦で熱いものを返したい」。寒さを吹き飛ばすゴンの復興支援に終わりはない。

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2011年4月4日のニュース