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市原で決意の合宿!仙台指揮官「大きな光になりたい」

[ 2011年4月4日 06:00 ]

Jリーグ再開に向けた合宿を行う千葉県市原市の宿舎に入り、取材に応じるJ1仙台の手倉森監督

 東日本大震災で被災したJ1仙台が3日、Jリーグ再開(23日)に向けた合宿を行うため千葉県市原市に移動した。4日から本格的な練習を再開する。イレブンとともに市原入りした手倉森誠監督(43)は、被災地の復興に向けサッカー界の先頭に立って支援していくことを誓った。また、リーグ戦ではユニホームに「がんばろう!宮城 東北」(仮称)などのロゴを入れて戦うことも決まった。

 仙台の29選手はさまざまな葛藤を抱えながらバスで5時間かけて市原に到着した。手倉森監督は「いろんな思いが交錯している。まず1週間は被災地で再活動してからキャンプに移ろう、と」と振り返った。先月28日には石巻市内でボランティア活動を行い、津波被害の大きかった仙台市若林区では2日間、がれきの撤去も手伝いながら並行して練習も再開した。

 「しかし、23日にはJ1が再開する。プロとして練習もしっかりしないといけない」と指揮官。プロとして結果を残すことも復興の手助けになると信じ、仙台を離れることを決断した。市原を拠点とすることについては「市原協会に知人がいて、少しでも暖かな所がいいと。そして同じように被害を受けた東日本でやることに意義があると思いました」と説明した。

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