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川島 プレミア古豪からオファー!既に交渉開始

[ 2011年3月27日 06:00 ]

プレミアリーグの古豪ウェストブロミッジに移籍する可能性が浮上した川島

 プレミアリーグの古豪ウェストブロミッジが、ベルギー1部リールセの日本代表GK川島永嗣(28)の獲得に乗り出した。ベルギー、英国の地元紙が報じたもので、既にクラブ間で交渉に入っておりリールセ側も前向き。移籍金が折り合えば、元日本代表GK川口能活(35=現磐田)のポーツマス(出場はなし)以来、日本人GK2人目のプレミアリーグ入りが実現しそうだ。

 日本代表の慈善試合出場のために日本に帰国している川島に、世界最高峰のプレミアリーグへの移籍話が浮上した。26日付の英デーリー・メール紙は「ウェストブロミッジが評価の高い日本人GK川島の獲得を狙っている」と報道。この記事の中で、リールセのヘレプッテ強化部長は「川島の移籍について打診があった」とした上で「良いオファーであれば移籍可能だ」と回答している。

 欧州でステップアップを目指してきた川島にとって願ってもないチャンスだ。26日の日本代表の練習後にも「ベルギーはもともと一つのステップとして考えてきた」と説明した。リールセではレギュラーとして活躍し、リーグ最終節での1部残留に大きく貢献しており「残留を決めて、気持ち的にすっきりしている。移籍についてはこれから考えていきたい」と残留を“置き土産”に、新たな挑戦に乗り出す前向きな気持ちを吐露した。

 川島の英語力は折り紙付き。W杯をはじめ日本代表の試合にレギュラー出場しており、就労ビザの取得もクリアできる見通しだ。プレミアリーグ移籍が実現すれば、03年のポーツマスの川口以来、日本人GK2人目。出場すれば初めてとなる。

 ▽ウェストブロミッジ 1878年創立。英バーミンガム近郊のウェストブロミッジに本拠を置く。ホームスタジアムはザ・ホーソンズ(2万6500人収容)。1920年に優勝を1度果たしている古豪で、近年はプレミアリーグ昇格と2部降格を繰り返してきた。昨季は2部2位で2季ぶりに昇格。04~06年に稲本が所属した。

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2011年3月27日のニュース