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長友喪章を着けプレー「試合前まで頭がいっぱい」

[ 2011年3月13日 06:00 ]

<ブレシア・インテル>喪章に手をあて黙祷を捧げる長友(撮影・篠田由美子通信員)

セリエA第29節 ブレシア1-1インテル・ミラノ

(3月11日)
 インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都(24)は11日、アウェーのブレシア戦に先発出場、悲しみをこらえてプレーした。インテルのモラッティ会長の提案で両チームの選手が右腕に喪章を着け、試合前には「長友の母国、日本で震災があったことをお悔やみ申し上げます」と場内アナウンスが流れた。

 前半13分と後半19分に2本のシュートを放つなど積極的な攻撃参加を見せた長友だったが、「地震が影響?もちろん、試合前までは頭がいっぱいだった」と完全に試合に集中することはできなかった。試合後は「僕も悲しい思いでいる。つらい思いをしている人たちに元気とかパワーとか与えることが役目だと思っている」と沈痛な面持ちで話した。かつて鹿島でプレーしていたレオナルド監督も、「私は95年に神戸の地震を見ている。口では説明できないほど悲しんでいる」と厳しい表情だった。

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2011年3月13日のニュース