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“アビスパを知る男”新潟MF菊地 開幕間に合った

[ 2011年3月4日 13:17 ]

右足首捻挫から復帰し、元気に全体練習に合流した菊地(中央)

 開幕に間に合った!J1新潟は3日、新潟市のハードオフエコスタジアム新潟の室内練習場で5日の福岡との開幕戦(レベスタ)へ向けた調整を行い、夕方に空路福岡入りした。この日、右足首捻挫で戦列を離れていた新加入のMF菊地直哉(26)が全体練習に復帰。開幕戦出場が濃厚となった。

 頼れる男が戻ってきた。雪のため聖籠町のクラブハウスのピッチが使えず、急きょエコスタの室内練習場に場所を移して行われた地元での最終調整。菊地は、7日ぶりに全体練習に合流できた喜びを体全体を使って表していた。

 静岡キャンプ中のHonda FC戦との練習試合(2月24日)で右足首を捻挫し、戦線離脱した。別メニュー調整が続き、2日にやっとスパイクを履いてランニングできるまでに回復。この日は8対8など実戦形式の練習でも体を張ったディフェンスを見せるなど、離脱前と変わらない動きを見せた。

 「痛みはまだあるが、(ケガをした)最初に比べればいい方。きょう練習できて自信になったし、あした(4日)もあるのでピッチでしっかりやれるかどうか…」。不安を口にしながらも、開幕戦に間に合ったことに胸をなで下ろした。

 黒崎監督も「出る出ないは別として福岡には連れていく」と明言。さらに「きょうはまだセーブしている感じだったが、動き的には全然大丈夫だし、ピッチに立てる状態にある」と経験豊富なボランチの開幕戦での起用を示唆した。菊地は昨季まで所属したJ2大分で福岡とは何度も対戦。最新情報も持っており「松浦や新しく(磐田から)入った成岡など、2列目から飛び出してくるのが得意な選手が多い。忠実にやってくるチームなので、こっちも100%の力を出せないと勝てない」と分析した。

 磐田や大分時代に実施し、「多くの人に見てもらって頑張る姿を応援してほしい」とサポーターをスタジアムに招待する「菊地直哉シート」を新潟でも始めた。現在のコンディションは100%ではないが、サポーターの応援があれば必ず100%の力で勝利をもたらしてくれるはずだ。

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2011年3月4日のニュース