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最低限の結果 鹿島 真価は次のホーム

[ 2011年3月3日 09:26 ]

<上海申花・鹿島>後半、競り合う鹿島・興梠(左)
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ACL1次リーグH組 鹿島0―0上海申花

(3月2日 上海)
 4年連続となるACLの舞台で、悲願の初優勝を狙う鹿島がアウェーでの初戦でまずは手堅く勝ち点1をものにした。2年前にも顔を合わせた上海申花と無得点のドロー。最低限の結果を手にした。

 相手は序盤から球際で闘志をむき出しにし、激しいタックルを繰り返した。岩政はゴール前での競り合いで相手の腕が顔に当たり、右目付近を腫らしながらフル出場。オリベイラ監督が「厳しい戦いになる」と予想していた通り、国内と違う独特の雰囲気の中、冷静さを失わずに最後まで戦い抜いた。

 個々の技術では上回りながら、決定機はあまりつくれなかった。後半24分には右CKからフェリペガブリエルが鮮やかなオーバーヘッドキックを放ったが、わずかにクロスバーを越えた。

 昨季J1で4連覇を逃したが、オフの補強で戦力はさらに充実した。6日のJ1開幕戦を見据えて小笠原と本山を遠征に参加させず、新加入のカルロン、本田は終盤までベンチに温存した。

 昨年は1次リーグを6戦全勝で突破しながら、決勝トーナメント初戦で敗退した。同じ轍を踏まないためにも、次のホームでの戦いで真価が問われる。

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