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選手信じたV采配!ザック監督「誇りに思う」

[ 2011年1月31日 06:00 ]

優勝の瞬間、ザッケローニ監督(左)と本田圭は抱き合って喜ぶ

アジア杯 決勝 日本1―0オーストラリア

(1月29日 カタール・ドーハ)
 日本代表は29日のアジア杯決勝でオーストラリアを1―0で破り、2大会ぶりで単独最多となる4度目の優勝を飾った。アルベルト・ザッケローニ監督(57)は選手とコミュニケーションを図りながらの采配で、延長後半4分のFW李忠成(25=広島)の決勝ゴールにつなげた。同監督は歴代最長となる就任からの8戦不敗をマークするとともに、初の公式大会でタイトルを獲得。日本は13年にブラジルで開催されるコンフェデ杯出場権を獲得した。日本代表は31日に帰国する。

 日本のアジア制覇を告げる試合終了のホイッスルが鳴ると、イレブンはピッチ上で喜びを爆発させた。ベンチからは控え選手やコーチが一斉に飛び出し、自然と歓喜の輪ができた。ザッケローニ監督も両手で何度も何度もガッツポーズ。初の公式大会でタイトルを獲得したイタリア人指揮官は「自身にとっても初の国際タイトル。それを日本代表監督として達成できてとてもうれしいし、このチームの監督であることを誇りに思う」とまくし立てた。

 アジアを制し、就任からの不敗は8試合に伸びた。それでも指揮官は選手に「これは単なるスタート地点に過ぎない」と告げ「南米選手権も勝つことが目的じゃない。W杯でチームがどの相手に対しても対等に戦うこと」と続けた。アジア王者となったザックジャパンが、14年W杯ブラジル大会に向け確かな一歩を踏み出した。

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