×

日本代表 避けたい因縁のPK戦 主審もあの時の人

[ 2011年1月21日 09:02 ]

準々決勝のカタール戦に向けた公式練習で調整するGK川島(右)と西川

アジア杯準々決勝 日本―カタール

(1月21日 カタール・ドーハ)
 引き分けのあった1次リーグから、延長、PK戦で勝負を決する決勝トーナメントへ。過去のアジア・カップでPK戦と因縁の深い日本が、カタール戦ではその消耗戦を避けられるか。

 20日の公式練習ではPKを練習しなかったが、ザッケローニ監督は19日に選手たちにPKを蹴らせたという。MF遠藤(G大阪)GK川島(リールス)が「PKは考えていない。90分で決着をつけたい」と口をそろえるように、運にも左右されるPK戦は選手にとって過酷なもの。だが、その備えだけは怠れない。

 アジア杯のPK戦で真っ先に思い出されるのが、日本が優勝した2004年大会だ。準々決勝のヨルダン戦で日本は1人目、2人目が芝に足を取られて失敗。その後、当時の主将の宮本(神戸)が主審に提案し、使用するゴールが逆サイドへ変更された。07年大会でも準々決勝のオーストラリア戦、韓国との3位決定戦がPK戦で決着した。

 カタール戦の主審が、04年大会のヨルダン戦で主審を務めたサレハ氏(マレーシア)というのも、また因縁めいている。日本は昨年のワールドカップ(W杯)では決勝トーナメント1回戦でパラグアイにPK戦の末に敗退した。カタール戦で同じような状況が訪れたとき、苦い経験を生かすことができるか。(共同)

続きを表示

2011年1月21日のニュース