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カズ、45歳まで現役!横浜FCと複数年契約

[ 2011年1月11日 06:00 ]

ドリブルで相手を交わす三浦知

 キングが新たな金字塔を打ち立てた。J2横浜FCは10日、元日本代表FW三浦知良(43)と今季の契約を更新したことを発表。と、そこまでは昨年末までに合意していた既定路線だったが、話はそこで終わらない。

 「カズとの契約は複数年です。これまでずっと単年契約だったから、うちでは初めてになるのかな」。クラブ幹部がファンにはたまらないお年玉つきであることを明かした。05年から横浜FCでプレーするカズと初めて複数年契約を締結。最低でも45歳になる12年シーズンまでプレーすることが決まった。

 カズは来月26日に44歳の誕生日を迎える。クラブがこの年齢の選手と複数年契約を交わすのは世界的にも異例だが、それだけ横浜FCにとっても日本サッカー界にとっても別格な存在であることの証でもある。この日、今季の新体制発表を終えた岸野靖之監督兼GM(52)も「昨季最終戦で90分プレーしたし、皆が休んでいるオフもトレーニングしている」とカズのサッカーに対する真摯(しんし)な姿勢を高く評価。「ゴールを取ることが本人の自信になるし、周りの選手も元気にする」と期待を寄せた。

 カズはかつて冗談交じりに“還暦まで現役”を口にしたことがあるが、ベラルーシリーグでは56歳の選手がプレーした記録もある。どこまで記録を伸ばせるか。今季目標に「J2優勝」を掲げたチームとともに、カズの動向にも注目だ。

 ≪さすが魅せます!役者ぶり健在≫カズはこの日、宮崎市内で行われた口蹄疫被害からの復興支援試合「TAKE ACTION in 宮崎」に出場した。後半のみプレーし“またぎフェイント”を見せたり、MF中田英寿氏の同点弾につながるシュートを放つなど観客を沸かせた。MVPも獲得し「今年も頑張ろうという気持ちになれた」と笑顔を見せた。前夜のアジア杯ヨルダン戦については「(決定力不足は)永遠の課題だけど、最後は個人の力で打開するしかない」と話していた。

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2011年1月11日のニュース