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遠藤も負けじFK練習 あのデンマーク戦再現だ

[ 2011年1月8日 06:00 ]

<アジア杯日本代表練習>居残りでFKの練習をする遠藤

アジア杯1次リーグ・ヨルダン戦

(1月9日 カタール・ドーハ)
 【日本代表練習】チーム最年長のMF遠藤はMF長谷部とのダブルボランチ出場が濃厚。自身の得点にも意欲を示すなど昨年6月24日、W杯1次リーグ突破を決めたデンマーク戦以来となる代表戦ゴールで若いザックジャパンに勢いをつける。

 「ドーハの悲劇」が起こったスタジアムで黙々とFKの練習を行った。狙うは南アW杯デンマーク戦以来となる代表戦ゴール。遠藤は自信に満ちた表情で代表通算10得点目を見据えていた。

 「ボクだけではなく良いキッカーはいる。でも良い位置にあれば自信を持って蹴りたい。FKの精度を上げていきたい」

 昨年6月のW杯では正面からの27メートルFKを決めて岡田ジャパンの決勝トーナメント進出に貢献したが、その後は代表でもクラブでもFK弾から遠ざかった。しかし昨年12月25日の天皇杯準々決勝・浦和戦で公式戦23試合ぶりの得点。「やっと練習する時間が増えてきたしね。冷静に決められました」と口にし、手応えは戻ってきている。アジア杯は普段Jリーグで使用しているアディダス製ではないナイキ製採用となるものの「多少、感覚が違うくらい」と問題なし。デンマーク戦の時のように左利きの本田圭を“おとり”に使ったオプションは、今大会でも絶大な武器となりそうだ。

 「目指すは優勝だけ。それ以外はいらない。そのためには監督の考えに加えて自分たちの力を出せればいい」

 練習後にはザッケローニ監督からヨルダン代表の情報をレクチャーしてもらった。「まだ映像を見ていないけど、相手の特長や強いところと弱いところを教えてくれた。(ヨルダンは)守備的にくると思うので、慌てず攻めることをイメージしたい」。過去最多の海外組10人を擁するとはいえ3度目のアジア杯となる背番号7は粘り強い戦いを強いられることを覚悟している。それだけに日本が誇る“飛び道具”に掛かる期待は大きい。

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2011年1月8日のニュース