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最終戦で決めた!カズ J最年長更新ゴール

[ 2010年12月4日 14:00 ]

J2大分戦でJリーグ最年長得点記録を更新し、サポーターの声援に応える横浜FCの三浦知

 【横浜FC2―2大分】サッカー元日本代表FWでJリーグ2部(J2)横浜FCの三浦知良が4日、最終節の大分戦(大銀ドーム)で今季3点目を挙げ、自身が持つJリーグ最年長得点記録を43歳9カ月8日に更新した。フル出場したこの日は最年長出場記録も塗り替えた。1部(J1)の最年長得点は1994年にジーコ(鹿島)が記録した41歳3カ月12日。昨年7月以来の先発出場だった三浦知は0―1の後半5分、ゴール前でパスを受けて右足でシュートを決めた。リーグ戦出場は11月14日の徳島戦以来で今季10試合目。試合は2―2で引き分けた。

 J2横浜FCのFW三浦知良(43)が4日、大分市の大分銀行ドームで行われた最終節・大分戦で、自身の持つJリーグ最年長得点記録を43歳9カ月8日に更新する同点ゴールを決めた。

 カズは昨年7月19日の岐阜戦以来、約1年5カ月ぶりに先発出場。キャプテンマークを巻いてピッチに立つと、ここ3試合出場機会のなかったうっ憤を晴らすかのように、惜しいシュートを2本放つなど前半から全開。前半終了間際には接触プレーでピッチに倒れこんだが、気力で立ち上がり、相手サポーターからも拍手を受けた。0―1の後半5分にはMF高地からの縦パスを受けると、ペナルティーエリア手前で相手DFをかわし、右足で鋭いミドルシュート。ボールはゴール左すみに決まり、カズが今季3点目を最年長記録で飾った。

 昨年6月以来のフル出場を果たした主将の奮闘も実らず、試合は終了間際に追いつかれて2―2の引き分け。ブラジルの2クラブから獲得オファーを受けているカズは試合後、九州まで駆けつけたサポーターに一礼すると、万感の表情で岸野監督と握手をかわした。

 ▽横浜FC・三浦知良の話 遠い位置だったが、思い切って打とうと思った。いいコースに飛んでくれた。体力面だけが心配だったが、90分走りきれてよかった。最高の気分。

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2010年12月4日のニュース