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名古屋&清水 意地ぶつけ合いドロー

[ 2010年7月24日 23:11 ]

 【名古屋3―3清水】名古屋が点を取れば、清水がすかさず取り返す。意地がぶつかり合った上位対決は両者譲らず、勝ち点1を分け合った。

 3度リードした名古屋は勝たなくてはいけない展開だった。前半はFW3人が頻繁にポジションを入れ替えながら攻撃を組み立てた。リーグ戦再開後、初先発の玉田は前半9分にゴール前の狭いスペースでパスを受けて先制点を決めると、45分にも勝ち越し点を挙げてチームを引っ張った。
 ただ、後半16分に相手の反則で得たPKをゴールのはるか上に外す致命的なミスを犯し「何であそこにいったのか、自分でもわからない」と悔しさをあらわにした。攻撃の柱、ケネディが後半早々に負傷交代したのも響いた。31分に勝ち越したが、守備陣が持ちこたえられなかった。
 清水は後手に回りながらも粘り強さを発揮した。W杯で得点した岡崎が1―2の後半23分に豪快なミドルシュートで同点とするなど、打ち合いで一歩も引けを取らなかった。岡崎はリーグ戦5試合ぶり、W杯後の初得点に「楢さん(GK楢崎)から取れてうれしい。次は勝てる試合をしたい」。同じ引き分けでも内容は前節より濃い。敵地で3位陥落を免れ、納得の表情で引き揚げた。

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2010年7月24日のニュース