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犬飼会長まさかの退任、小倉氏が次期会長就任へ

[ 2010年7月24日 10:46 ]

日本サッカー協会の次期会長に昇格することが濃厚となった小倉純二副会長

 日本サッカー協会の犬飼基昭会長(68)が7月の任期切れで退任し、後任に国際サッカー連盟(FIFA)の理事を務める小倉純二副会長(71)が昇格する見通しであることが24日、協会関係者の話で分かった。25日の理事会、評議員会で役員改選が行われ、正式決定する。

 犬飼会長は12月に開催地が決まる2022年ワールドカップ(W杯)日本招致委員会の委員長を務めており、この時期の退任は極めて異例。08年に就任し、2期目の続投に意欲をのぞかせていたが、わずか1期での退陣となる。

 日本協会の会長職は「就任時70歳未満」との条件がある。しかし、小倉副会長はFIFA理事のため、この条件は適用外となっている。

 会長職の人事については、22日に次期役員候補推薦委員会(委員長・川淵三郎名誉会長)で話し合われた。小倉氏の会長就任でまとまったことについては、犬飼会長の協会運営に批判的な意見があったためとみられる。

 小倉氏は東京都出身。早大から古河電工に入社し、同社サッカー部部長などを歴任後、1992年に協会専務理事、Jリーグ理事に就任し、98年から副会長。02年からFIFA理事を務め、今年6月には日本人で3人目のFIFA功労賞を受賞した。

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2010年7月24日のニュース