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川崎Fリード“雨に流された”鹿島戦…15日に扱い協議

[ 2009年9月12日 21:33 ]

<鹿島・川崎>後半、豪雨の中、競り合う川崎・鄭大世(左)と鹿島・小笠原

 12日に行われたJ1の今季優勝の行方を左右する鹿島―川崎Fが茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで行われたが、3―1で川崎Fリードで迎えた後半29分に雨脚が強くなり主審が中断。しかし、降雨は激しさを増し、グラウンドコンディション不良のため中止となる異例の事態になった。

 試合を管理する不破信マッチコミッショナーは「審判団4人がピッチコンディションが悪く、選手が安全に試合をできないと判断した」と説明した。また、午後9時をすぎて再開のめどが立っていなかったため、公共交通機関を利用する観客の帰宅にも配慮した。
 この試合を後半29分から再開するのか、再試合扱いとして前半開始から実施するのかなどを含め、15日のJリーグ理事会で決定する。

 この試合は、残り10試合と終盤に迫ったJ1の首位・鹿島と2位・川崎Fの天王山だった。川崎Fは勝ち点7差で追っており、リードしたまま試合を終えていれば、勝ち点4差と急接近していた。それだけに試合中止の報を受けた選手、サポーターは猛抗議。怒りの収まらない一部の選手はピッチ上に出て、座り込みを行うなどして試合続行をアピールした。

 J1の試合が悪天候のため途中で中止されたのは04年9月26日の大分―名古屋戦以来で4試合目。

 ▼鬼武健二・Jリーグチェアマンの話 わたしが一番重要だと思っているのは、現場にいる方々(審判、マッチコミッショナー)の判断が一番正しいと思っている。それを尊重したい。

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2009年9月12日のニュース