乱入者も!俊輔に1万人サポーター大興奮
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サインボールを求めてピッチに乱入したサポーター(左)にも笑顔で対応する中村俊輔
Photo By AP |
1万人がNAKAMURAをスタンディングオベーションで迎えた。エスパニョールのMF中村俊輔(31)が13日、新スタジアムのコルネジャ・エルプラットで、サポーターに公開する形で入団会見を行った。会見後には約1万人を前にリフティングなどを披露したが、興奮のあまり乱入する熱狂的サポーターが現れるなどセレモニーは大混乱となった。
第一声でペリコ(エスパニョール・サポーターの愛称)の心をガッチリとつかんだ。1階席と2階席の間の通路に設けられた特設会場で行われた公開入団会見。中村は「Bon dia(ボン・ディア=こんにちは)」と切り出した。スペイン語ではなく、バルセロナがあるカタルーニャ地方の言語カタルーニャ語での初コメント。姿は見えなかったが、声はスピーカーを通じて観客席にも響いた。その瞬間、約1万人のサポーターが総立ち。スタンディングオベーションで称えた。
「(出迎えの)空港もそうだけど、ここまで人がいるとは思わなかったのでびっくりしている。期待されているのはいいことだと思う。ハードルは高くなっている。プレッシャーは大きいけど、グラウンドに入ったらエスパニョールのために全力を尽くしたい」
同席したリブレ会長は「信頼してエスパニョールに来てくれてありがとう。きょうからここがあなたの家だ」と話し、会見用に用意した「中村」と漢字で書かれたユニホームを自ら掲げた。
背番号は7に決定。約15分の会見を終えると新ユニホームに身を包んでピッチに立ち、華麗なリフティングで会場を沸かせた。プレッシャーからボールを落とす場面も見られたが、それでもサポーターは興奮しっぱなし。その後サイン入りボール7個をスタンドに蹴り入れて回ると、ボルテージは最高潮に達した。上半身裸の男性や、中村に握手を迫る熱狂的ファンが警備員の制止を振り切りピッチに乱入。まるでリーグ制覇をしたかのような大騒ぎ。前代未聞のセレモニーとなった。
地元報道陣も興奮気味。エスパニョールに密着するフリーカメラマンのジョルディー氏が「こんな入団会見は見たことないよ。競技場の名前を“エスタディオ・ナカムラ(中村スタジアム)”にしたらどうだい」と提案するほどだった。
スペイン移籍という長年の夢を実現させた中村は「自分が少しでもレベルの高いところでプレーできれば他の日本人選手の自信にもなるし、今はそういうのが必要だと思う。いいプレーができればいいし、判断の早さが肝心だと考えている」と力を込めた。イタリア、スコットランドに続く3つ目の欧州リーグ移籍。日本の誇る司令塔の挑戦がいよいよ幕を開けた。


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